エッセイ, フォトフレーム

ペットロスで写真を見るのがつらい時に、知っておいてほしいこと

ペットロスで写真を見るのがつらい時に、知っておいてほしいこと

写真を見たい気持ちはあるのに、
画面を開いた瞬間、胸がぎゅっと苦しくなる。
そんな自分に、戸惑っていませんか。

結論から言います。
ペットロスで写真を見るのがつらいのは、とても自然な反応です。
無理に慣れようとしなくていいし、乗り越えようとしなくても大丈夫です。

なぜ、写真がこんなにもつらくなるのか

写真は、思い出を残すものです。
でも同時に、もう触れられない現実も、はっきりと突きつけます。


体温
重さ
いつもの居場所

それらが一瞬でよみがえるからこそ、
心が追いつかなくなるのです。

これは、弱さでも未練でもありません。
大切だった証拠です。

写真を見られない自分を、責めなくていい

旅立つ数か月前

「写真を見られないなんて、愛情が足りないのかな」
「早く前を向かなきゃいけないのに」

そんなふうに思ってしまう方も少なくありません。

でも実は、その逆です。

写真を見られないほど、
心の中では、まだ一緒に生きている。

だからこそ、距離が必要な時期があります。

しまう、見ない、遠ざける──それも立派な選択

写真を箱にしまう
スマホのアルバムを開かない
目に入る場所から一時的に離す

それは、逃げではありません。

心を守る行為です。

悲しみには、順番があります。
今は、触れないことでしか保てない心のバランスもあります。

時間は、勝手に連れていってくれない。でも

「時間が解決する」と言われることがあります。
正直、それだけでは足りないと感じるかもしれません。

ただ、時間は
写真との距離を、少しずつ変えてくれます。

見ると泣いてしまっていた写真が
ある日、静かに眺められるようになる。
そして、ふと微笑んでしまう瞬間が訪れる。

それは、忘れたからではありません。
一緒に過ごした時間が、心の中に定着したからです。

写真は、向き合うものじゃなく「そばにある」もの

無理に飾らなくていい。
無理に見返さなくていい。

写真は、向き合うためだけのものではありません。

そこに在るだけでいい。

箱の中でも
引き出しの奥でも
心の中でも

写真は、ちゃんと役目を果たしています。

最後に

もし今、写真を見るのがつらいなら、
それは、あなたが深く愛していたということです。

今日できることは、
何もしないことかもしれません。

それで、十分です。

関連記事

🌿フォトフレームで寄り添うペットロス 23年間ありがとう。愛猫との別れと記憶のかたち

ペットロスで写真が飾れないのは普通です|無理に向き合わなくていい理由

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Privacy Settings
We use cookies to enhance your experience while using our website. If you are using our Services via a browser you can restrict, block or remove cookies through your web browser settings. We also use content and scripts from third parties that may use tracking technologies. You can selectively provide your consent below to allow such third party embeds. For complete information about the cookies we use, data we collect and how we process them, please check our Privacy Policy
Youtube
Consent to display content from - Youtube
Vimeo
Consent to display content from - Vimeo
Google Maps
Consent to display content from - Google
Spotify
Consent to display content from - Spotify
Sound Cloud
Consent to display content from - Sound

©︎ nuimono subako