
旅立つ数か月前
写真を大切に思っているのに、
部屋に飾ろうとすると、どうしても手が止まる。
そんな自分に、違和感や後ろめたさを感じていませんか。
結論から言います。
ペットロスで写真が飾れないのは、まったく普通のことです。
無理に飾らなくていいし、今できなくても問題ありません。
なぜ「飾る」という行為が重く感じるのか
写真を飾るということは、
日常の中で、何度もその存在と向き合うということです。
朝起きたとき
部屋に戻ったとき
ふと視線を上げた瞬間
そこに写っているのは、
もう触れることのできない存在。
心がまだ追いついていないとき、
「飾る」という行為が重く感じるのは、自然な反応です。
飾れないのは、愛情が足りないからじゃない
「本当に大切なら、飾れるはず」
「向き合わないと、前に進めない」
そんな言葉を、自分に向けてしまうことがあります。
でも実際は、
飾れないほど大切だから、つらい。
心の中では、
まだ一緒に過ごしている感覚が残っている。
だから、距離を置きたくなる。
それは、愛情の深さの表れです。
飾らないという選択も、ちゃんと意味がある
写真を引き出しにしまう
箱に入れて、そっと置いておく
目に入らない場所に移す
それは、逃げではありません。
心を守るための、ひとつの選択です。
悲しみには、段階があります。
今は「日常に置かない」ことでしか、保てない心の均衡もあります。
「いつか飾れる日」は、自分で決めなくていい

「いつになったら飾れるんだろう」
「このままでいいのかな」
そう考えてしまうこともあるでしょう。
でも、期限を決める必要はありません。
ある日ふと、
箱を開けてみようと思える日が来るかもしれない。
あるいは、ずっとしまったままかもしれない。
どちらでもいいのです。
写真の価値は、
飾っているかどうかで決まるものではありません。
写真は「飾るもの」ではなく「そばにあるもの」
写真は、
必ずしも壁に掛けるためのものではありません。
見返さなくても
触れなくても
そこに在るだけで、
ちゃんと役割を果たしています。
今は、そばに置かないという形でもいい。
最後に
もし今、
写真を飾れない自分に、少しでも罪悪感を感じているなら。
それは、
あなたが深く愛していた証拠です。
今日、無理に何かをしなくていい。
何もしない選択も、立派な向き合い方です。
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